お客様の声
Ms. C (Manhattan在住、女性)
〜家の中を変えたい!けど変えられない?!〜
ラストチャンス!と聞こえてきた。
3年以上実現できていない、ソファーの張替え。なぜか今しないといけない気がしてファブリック探しに真剣になったのが、2016年の秋。布が見つかり、業者を探し、問い合わせるも、食い違いが多くて進展しない。
書斎のコンピューターも古くなり、処分して自分用の部屋にしたいと思うが、まずは5つもある本棚を息子の部屋かどこかに移動せねば。
そして、就職をして家を出ている娘の家具に囲まれて暮らしている息子の部屋も彼らしい部屋にしてやりたい。が、慣れてしまった息子は変えたくない。娘は持ち物の処分に渋る。
家の中を変えたい!けど、変えられない。いっそ、引っ越し!?
いや、その前にこの家に思いっきり感謝して素敵に住み倒して、そのあとのステップは天のお任せに!
今度こそ本腰を入れて取り組もうと思い立った。それには第3者のプロにお願いするのが良策かも。そこで、現れたのがアイさんだった。
Owenr/Therapist at Bodhi Healing Studio
〜プロジェクト始動〜
アイさんは部屋の模様替えが人生を変える大仕事と十分理解してくれていて、その上で、なんと大胆なアイディアを次々と出してくれる、はっきり、プロなのだ。
まずは、書斎を私の夢実現の部屋として真っ先に取り組んでくれた。
”本棚をエントランスホールに出しましょう!”
この大量の本をエントランスに!
本を3重ねに置いてある本棚もあり、膨大な量。
実は心の底でしてみたいと思っていたけど、できなかったこと。大仕事だし、エントランスの圧迫感がありすぎる。
入居した時に置いてみたのだがすぐに諦めた。
ところが、彼女は、廊下をライブラリーにした素敵な写真を何枚も見せてくれて、心を動かす。
素敵だ!
本棚だけでなく、テーブルやプラントを置くことでイメージが和らぐアイディアを教えてくれる。
もうこうなったからにはやるしかない。
膨大な量の本を全部出して、本に埋もれ、廊下へ3つ、そして、息子の部屋に2つ、2~3日中かかって、やり遂げる。
ついでに入らない本も処分。
ものすごい達成感。家の空気がガラリと変わった。
このプロジェクトは2016年クリスマス前に始まったのだが、帰ってきていた娘にも大きなタンス一つ、大ダンボール4つ分の処分を交渉。少々言い合いになったが、私の本気が伝わったのか、彼女も1日、大格闘して最後は、小さいダンボールに5つにまとめてくれた。
こんなことありえない!大感謝。
〜自分の大好きなものを飾る〜
アイさんの”Cさんの好きなもので、好きなように飾りましょう!”モードが家中に満ちてくるのがわかった。
流れに乗るといろんなものが動き始める。それは、家族も状況も。
ソファーも業者が決まり、数々の引っ越し出かけた木枠の飾りまで直して美しく仕上げてくれた。クリーム色の絹の貴婦人のようだったBaker社のソファーは、今度は若草色のカジュアルな心地よさそうなソファーに生まれ変わり、見ているだけで心を暖かくしてくれる。
そして、なんと、主人の好みに合わず日の目を見なかった、私のお気に入りの大きな絵をソファーの上に飾るという提案が!これはかなり大胆な組み合わせだったけれど、私の大好きなスーペスがこれで出来上がった。
ソファーの位置も部屋の壁の中心ではなく、あくまで私が外のお気に入りの景色が見える位置にこだわる。
そう、以前はソファーから外が見えず、ほとんど私はソファーには座らなかったのだ。
あくまで、私が嬉しい、が基本。
なんでこんなことに気づかなかったのだろう。
まあ、4−5年ごとに海外引っ越しをしていれば段々インテリアは手抜きになりがちになるのだが。あとは、黒いテレビやピアノに布をかけ、椅子を置き換えて、出来上がり。あとはカーペットとランプ、空いた壁に絵を飾るのが課題。
あ、もう一つ、嬉しいこと。
なんと私は、仏壇もリヴィングに置いてあり、神棚が同じ高さに置いてあるのが気になっていた。
今回は、アイさんのアドヴァイスで高い位置に簡易神棚を取り付け、良い感じ!
今でもお気に入りはダイニングの一角から外を眺めることだけど、時々ソファーでもゆっくり過ごすようになった。
全ては自分の居心地の良さが基準に。
だから、家全体が居心地良くなって大好きになる。いったん自分の好きにして良いとわかると、どんどんアイディアが湧いてくる。なんとなく隠していた(?)自分の好きなもので飾るようになり、ますます家が好きになる相乗効果。
〜模様替えは、自分変え〜
玄関も、これ以上どう変えるんだろうと内心思っていた。ところが、本棚3つも持ち込み、その向かいに、しまっていた娘の白い額の鏡をかけ、脇には私が描いた小さな絵とさおり織りを飾る。カードテーブルをリビングから持ってきて花を置き、角にもハイチェアの上にプラント。なんか、良い感じ。素敵!
そのうち、ここにもカーペットを。
外から帰って来た時もホッとするスペースになりました。図書館が大好きな私は、エントランスがライブラリーってすご~く良いアイディアだったんだなぁと気づいた。必然でそうなったんだけど。
息子の部屋は、あまり変えられないのだけど、良い本棚を2つ持って行ったので、壊れそうだった彼の本棚は書斎へ。
娘の白い大きなタンスも書斎へ。本棚と簡易コンピューターデスクで少し男の子らしい部屋に。あとは、白いベッドを彼の好みにして仕上がりの予定。
書斎。実は、この部屋を私のクリエーションルームにしたくて、このプロジェクトを始めたようなもの。ここにあった5つの本棚は全部出し、娘の大きな白タンスを空にしてもらい、本や資料はこの中に。大きなどっしりとした仕事机は、ロータス模様のランプを置いてフェミニンに。
ここで何をしようかな~。想像するだけで楽しい~。カーペットも敷かなくては。しばらくは、自分のための時間を大切にしてゆったり構想を練るつもり。
私のベッドルーム? これは結構オーケーが出てる。以前風水の大先生に診てもらった時もオーケー。自分でも気に入ってるし。ふんわりしたカーテンをかけるという案もあるけど、埃をためるので実はあんまり好きじゃない。本当はカーペットも埃を考えるとね。だからいつまでも買わないかも。
今回の模様替えで、家の中にお気に入りのスポットが増えて無駄なスペースがなくなった。
自分の「気」が隅々に行き渡る感じ。
前から気に入っていた家だけど、もっと家との関係が親密になった気がする。
気が満ちたんだから、今度はこの家ならではの幸せな生活を生み出したいなと思う。
模様替えの数々のアイディアを提供して下さり、時には自宅まで来て、アドヴァイスしてくれたアイさんには感謝しをしてもしたりない。
自分では到底こんなアイデア出てこないもの。
とんでもない難問をあっさり出しては、”Cさんならできますよ〜”と励まされ、実際に出来上がったことを報告すると褒めてくれて、やっとやっとできた。
模様替えは自分変え。億劫な理由の後ろにいろんな心理があるもの。
いや〜、深いな。それを充分理解して一緒に伴走してくれたアイさん、ありがとうございました。
Cさんのアレンジ例
1. エントランス
以前の玄関。椅子と絵が2枚飾られていただけのシンプルなエリア。
右手の大きな抽象画は色合いも素敵なのであるが、この場所にはサイズが合わず、また少し寂しい印象を与える。
距離のある場所から眺めたほうが良く映える絵なので、リビングに移動させた。
抽象画があったスペースに、これまでCさんが飾りたくても飾れなかったものを飾ることにした。長いことクローゼットにしまわれていた白い木枠の鏡は、娘さんが以前使っていたもの。
また、鏡の左横にCさんご自身が描かれたアートを飾った。最初は自分の描いた絵を玄関に飾ることを恥ずかしがっておられたCさんだが、今ではすっかりお気に入りだとか。
ダイニングにあったコンソールテーブルを持ってきて、花を飾った。
新しく買い足すことをよりも、今持っているものを有効活用して素敵に見せるのが愛風水流インテリアコーディネート。
玄関からリビングに続くホール。
かなり広い空間で、右手の真っ白な壁が少し寂しい感じ。
ホールエリアを思い切ってライブラリーにアレンジ。書斎にあった5つの本棚のうち3つをホールに移動させた。(残り2つは息子さんの寝室に)
このプロジェクトを実現させる前には、かなり莫大な量の本を処分せねばならなかったので本当に大変だったことと思うが、家族の理解と協力を得て全部ご自身でここまで動かしたCさんのパワーは、すごい!
更に、廊下にはギャラリースペースを設けた。そこに息子さんの陶芸アートをディスプレイして彼のアートが楽しめるようにした。
2. リビングルーム
古くなったソファーの布をお気に入りのライトグリーンに張り替え新しく生まれ変わったソファー。
ソファーの位置を以前の場所から2メートルほど横にずらし、ここに座れば大好きな外の風景が見えるようにアレンジした。(以前は景色が全く見えない場所に置かれていた。)
玄関に置いてあったお気に入りの抽象画を、思い切ってソファーの上に。
玄関に飾られていた時の絵よりも、現在の場所に飾られている絵の方が生き生きとして見える。
景色が見渡せるダイニングの椅子に座ってくつろぐのが好きなのもあり、以前は景色が見えないソファーに座ってくつろぐことはなかったそうだが、今のソファーの位置からは外の景色が見えるのでソファーに座る機会が増えたとCさん。
また、もともと好きなダイニングエリアの椅子に座れば、景色だけでなく大好きな絵が良く眺められるので、今では気分によって座る場所を変えているという。
ソファーの位置を変えることにより出来てしまった壁の空白…ここには娘さんがカメラで撮影した写真をディスプレイしてギャラリースペースを作った。